フィリピンの空港で見かける日本人中高年男性、彼らのほとんどがフィリピンリピーターである。
フィリピンといえばタガログ語が話される国である。このタガログ語はリピーターたちが自由自在に操り、フィリピン滞在時における必要不可欠な武器となっているのだ。
どのようにリピーターたちはタガログ語を習得し、そして、それを生かしているのか。
今回は、タガログ語を自由自在に扱っている・・・つもりのフィリピンリピーターが、どのようにしてタガログを取得していくのかを見ていきたい。
リピーターのタガログ語
フィリピンリピーターの武器の一つが、このタガログ語である。セブではビサヤ語となる。
リピーターは、どのようにタガログ語を使ってフィリピーナと話をするのだろう。

AKO、これからフィリピンにいくよ。フィリピン暑いDIBA
リピータータガログ翻訳:私、これからフィリピンに行くよ。フィリピンは暑いでしょ。

IKAW、今、どこにいるの? AKO、今、ショッピングモール。ハングリーだよ。
リピータータガログ翻訳:あなた、今どこにいるの? 私、今ショッピングモール。お腹すいたよ。
上記を見てわかると思うが、他の日本人が聞いても、恐らく何を言っているのかわかる。
フィリピンリピーターの話すタガログ語は、日本人に優しいタガログ語なのだ。
【マニラ】リピーターによる使用率の高いタガログ語
タガログ語といっても、たくさん語彙があるので、そう簡単にすべてを覚えることは出来ないのである。リピーターが使用しているフィリピーナとの会話に絶対必要なタガログ語の単語を紹介する。
- AKO (わたし)
- IKAW (あなた)
- DIBA (でしょ) ※同意を求めるときなど
- SALAMAT (ありがとう)
- MAGANDA (美人)
上記を覚え、本場フィリピンのカラオケに行けば、モテモテになるのである。
早速、タガログ語を覚えて、カラオケに行ってみて、本当にモテるのか確かめるのが良い。
カラオケでの会話を確認してみよう。

AKOの名前はリピーター。IKAWの名前はなんてーの?

IKAW MAGANDA DIBA!!

IKAWのスマイル、かわいいDIBA.
上記のように少ない単語ををうまく組み合わせ使っていくのである。
タガログ語はどこで勉強したのか
リピーターたちは、どこでタガログ語を勉強したのだろう。
日本のフィリピンパブ
日本にもフィリピンパプというところがあり、そこでフィリピーナに会うことは出来るのである。ここでフィリピーナにはまり、タガログ語を勉強し始めるリピーターの卵がいる。日本のフィリピンパブだと、日本語が話せるフィリピーナが多いので、タガログ語が学びやすい。
そして、フィリピンパブで仲良くなったフィリピーナとマニラに行き、フィリピンにて本場のタガログ語に触れることになる。
いきなり本場のフィリピンへ
誰かと一緒に、何もわからずフィリピンに来て、フィリピンにはまる人も多い。こういう人は、年に何回もフィリピンに通うようになる。
ぶっつけ本番で、カラオケに行き、そこではまってしまう人が多い。フィリピーナと連絡を取り合うために、一生懸命、英語、タガログ語を勉強するようになる。
そして、すごい勢いで、タガログ語が上達していくのだ。
リピーターは努力家
フィリピンリピーターも、学生時代に英語を勉強していたはずだが、英語での会話はできないレベルである。
しかし、フィリピーナと出会い、彼女たちと会話をするために一生懸命にタガログ語を勉強するようになる。恐らく人生で初めて語学を勉強して楽しいと思うときだろう。
いろいろなおかしいリピーターを空港で見かけるが、その一部は、最初、タガログ語を懸命に勉強していた努力家なのだ。

フィリピン第2版 フィリピノ語〈タガログ語〉 (ここ以外のどこかへ! 旅の指さし会話帳) [ 白野慎也 ]
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