
日本で車を運転していると、走っていて特に道がデコボコしているという感触はない。
日本の道は、アスファルトでしっかりと舗装されており、非常にスムーズに走れるといった感じだ。
セブだが、日本の道と比べると、セブの道路は非常にデコボコしている。
舗装されている道でもデコボコなのだ。
そんなデコボコしたセブの道路事情だが、運転する際に注意することがあるのだ。
油断してると目の前に大穴

現在、セブ市、マンダウエ市内は、セメントの道路となっているところが多い。アスファルトをはがし、分厚いセメントで道路を舗装しているのだ。
それ以前は、アスファルトの敷かれた道路だった。アスファルトの道路は、時間が経つと剥がれたり、基礎をしっかり固めなかったためか、道路が凹み、そこに穴が出来たりしていた。
10年ほど前、知り合いのフィリピン人が、夜、バイクで走っていたところ、突然目の前に現れたアスファルトが凹んでできた穴に落ちて、顔面を打ち、前歯すべてを失う大けがをした。
セブの夜は、街路灯の明かりも日本ほど強くない。車で走っていたりすると薄暗いので、前方が非常に見えづらい。
そのフィリピン人の知り合いは、勢いよく穴に落ちたのだろう。バイクも吹っ飛んだようでバイクもボロボロになったようだった。
このような穴は、夜だと車等で走っていると直前まで見えなかったりする。
毎日のように、その道を走っていれば、夜でも穴がある場所は覚えており、事故を回避できるのだろうが、それほど頻繁に利用しない道だと、穴があるかどうかはライトで照らされなければわからない。
夜道は注意が必要なのだ。
工事現場付近は要注意

工事現場付近などの道は注意が必要だ。
工事現場付近は、小さい石が多く散らばっていたりする。その小さな石を、たくさんの車が踏みつけ、石によって道路が徐々に削られていき、そこに水たまりなどができるようになる。
そのようにして、徐々に削られて穴ができていき、その穴に水がたまり、そこを多くの車が通っていくため、その部分が削られていき穴がだんだんと大きくなってゆく。
そして、次第に穴は深さを増してゆく。
穴に水がたまると、穴の深さはわからなくなる。水があると深さが見えないのだ。
深くなった穴に、勢いよく車が突っ込むと、タイヤがパンクしたり、車が故障したりするようなことが起こってくる。日本のようにすぐにその穴を埋められるよう作業が行われることは、フィリピンではない。ひと月くらいは放置される。
住宅地近くの道路にこのような穴が開いていた場合、近所の人たちが気を使ってか、その穴に「穴がある印」として、大きな石を置いたりする。
そうすると、その石をよける形で、車やバイクが通ってゆくようになる。
しかし、これは日中の話だ。
これが夜になると、穴に置かれた石などは暗くて見えなくなる。
これに気付かず、勢いよく走ってきたバイクなどが、この石にぶつかり事故になったりする。
やはり、夜道は特に注意が必要なのだ。
おわりに
フィリピンの道路事情は、このように道路の真ん中に穴が開いていたりするので、常に目の前を注意しながら運転をする必要がある。
日本で運転しているときのように、少し先の方を見て運転するというだけでは、事故を起こす可能性があるということだ。
フィリピン人たちは、このような道路事情の中、街中で車を運転しているということになる。
デコボコが当たり前のセブだが、セブで運転をしていたフィリピン人が日本で車を運転したら、デコボコがなく平らでスムーズに走ることができるので、心地よくなって寝てしまうのではないだろうか。
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