
フィリピン大統領は、たまに面白いことを言い出すことがある。
ドゥテルテ大統領は、「消防士に銃を装備する規定を含む、消防局(BFP)を近代化する法案に署名した」そうだ。
ドゥテルテ大統領は、今までも色々なことを発言してきたが、今回は「消防士を武装させる」とうことだ。

なぜ、消防士に銃を持たせる必要があるのかとの問いに大統領は、
「消防士が、家の炎を最初に消したい住民によってナイフと銃撃で脅かされるとき、消防士は無力である」と答えたとか。
なんだかよくわからない答えだが、おそらくこういうシチュエーションを言いたかったのではないだろうか。
勝手に想像してみた。
あるアパートが火事。
消防者が到着し、消火活動を行おうとしたとき、火事のアパートの住民2名AとBが消防士に言ってきた。
A「私の部屋には、子供が大事にしていた宝物があるんです。私の部屋の火から消してください」
B「何を言ってるんだ。俺の部屋には俺の全財産が残ってるんだ。俺の部屋から消してくれ」
そして、AとBが喧嘩。
キレたBが、消防士に向かって刃物を突き立て、「俺の部屋から消さないと、ぶっ殺すぞ」と言い消防士を脅した。
消防士にナイフや銃で危害を加えようとする輩もいるとのことなのだ。
その火事現場では、警察は何をしているのだろうか。

フィリピンの火災現場の動画を見かけることがあるのだが、火事の現場にやたらと人がいることが多い。野次馬なのか、出火場所の住民たちなのか。
その大勢の人達は、消防士側からすれば邪魔なような気がする。
火災現場では、そこにいる人々を安全なところに移動させ、野次馬や付近の交通整理なども行う必要があるだろう。これらを消防士たちにすべてやらせるのは無理なので、警察と協力して行えばいいと思うのだが。
「住民によってナイフと銃撃で脅かされる」
これの対応は警察にやってもらい、消防士は消火活動に専念してもらったほうがいいような気がするが。
フィリピンは、消防士が銃を持たなければ消火活動ができないような国なのか?
消防士に銃を持たせるようにする前に、フィリピンの教育レベル向上のためにもっとお金をかけたほうが良いと思う。
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