フィリピン在住の方で、フィリピン国内で車を運転する方は多いはず。
ちょっとした交通違反をしたときのフィリピン警察の対応はどんなものなのだろうか。
日本の警察官の対応と比較してみた。

日本の警察の場合
日本の警察官は、非常にまじめである。
警察官が交通違反を現認したときは、絶対に違反切符を切られる。見逃してくれるということはない。
「見逃してもらったことがあるよ」という人もいるかもしれないが、それは警察官がちゃんと違反行為を見ていなかったときなどだ。交通違反は、警察官の目が証拠となる。
交通違反に関して、違反者が違反切符にサインをしないなどの行為を行った場合は、調書などを警察官が作成をするので、時間をかなり取られ、さらに、検察に送致されたりして、結局、普通に自認をしておけば、反則金だけで済むものが、余計な時間を取られ、さらに、起訴されたりする可能性が出てくる。
交通違反で裁判を起こしたところで、違反者が裁判で勝てる見込みはほぼない。
素直に警察官の指示に従ったほうが無難だ。
フィリピンの場合
交通違反をすると、警察官から免許提示を求められ、そして、警察官は切符を切ろうとする。
外国人などは、この違反切符を切られることに関して、その場で解決をしたいと思う人が多い。
警察は、外国人がその場で解決をしたいと思っていることを知っている。
すると、下記のような流れが発生する。
警察官:「お前は違反をしたから切符を切る、免許証を見せろ (かなり強気の態度)」
違反者:「今回は勘弁してくれないか?」
警察官:違反切符の記入を開始し、違反者を焦らせる行動に出る。
違反者:頑張ってゴネようとする。
警察官は、違反者のこの態度を待ってましたと言わんばかりに・・・
警察官:It’s up to you…
…と言ってくる。
これは、「違反に関しては、事実なので見逃すことはできないが、ここだけの問題として処理することもできるぞ」というような感じになる。
要は、「お金で解決できるぞ」ということなのだ。
出頭などして反則金を支払う手続きが面倒な違反者は、警察官にお金を払って、違反をうやむやにすることができてしまう。
警察官のIt’s up to youも、「俺に払う金額はお前が決めろ」ということも言ってくる。
意外にも、「いくら出せ」と言ってくる警察官は少ない。
大体、300ペソを警察官に渡せば、警察官が満足してくれることが多い。
別れ際に「Thank you」と言ってくる警察官もいるから、訳が分からん。
※上記は、すべての警察官がこのようなことを行うというわけではなく、きっちり違反切符を切る警察官もいる。
違反者にとってはどっちがいいのか・・・
日本の警察は、融通などは通じず、何を言ったところで違反をしたら交通違反の切符は切られる。
フィリピンの警察は、お金で違反行為をもみ消すことを許してくれる。
違反者からすれば、日本の警察よりフィリピンの警察のやり方のほうがいいのかもしれない。
しかし、なんでもお金で解決ができるというのも、その国に住んでいる人からするとお金持ちは何しても許される国にとうことになり、お金がなければ何もうまくいかないということになる。
今のフィリピンは、どうなのだろうか・・・
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