セブ市というある程度大きな町でも、水道の水が出ないといったトラブルが多いようだ。
セブ市内は一応水道管が通っているのだが、水圧などの関係もあり、高台などには水が行きづらくなっているのだろうか。水が出ないとなると、生活は結構きつくなってくる。シャワーも浴びることができない、洗濯もできなくなる。トイレも流せないなど。
日本では当たり前で、気にもしないようなことが問題になってくる。
水道局が変なことを言ってくる。
私が住んでいるマクタン島では、まだ水道管が通っていない地域がある。私の家もそうだが、水道管が通っていないので、地下から水をモーターで吸い上げている。
マクタン島の海よりだと、地下からの水は、やはり海水が混じるようでしょっぱい。しかし、島の中央のほうは、普通に海水も混じっていない水をくみ上げることができる。
一時、マクタン島内で、水道管設置の工事が至る所で行われた。ようやく私の家の付近にも水道が通るのかなと思っていた。
そんな時、水道局に人間が変なことを言ってきた。
水道局に、水道代を支払はなきゃダメだよ・・・と。
ちょっと待て、うちには水道管が通ってない。おたくの水道は利用してないぞ。
すると、水道局の人間は、もうすぐ水道管が設置されるから、支払え。
開いた口が塞がらないとはこのことだ。何を言ってるんだこいつは・・・
水道管が通って、水が利用できるようになったら支払うよと返すと。
もうすぐに支払えとの一点張り。
使ってもいない水道代など払えるか。
フィリピン人でさえ呆れる水道局の言葉
このような頭の悪いフィリピン人に、外国人が対応すると、キレてしまうだろう。
こういうときはフィリピン人同士で話をしてもらうのが一番良い。
私のフィリピン人妻が対応した。
妻に対しても、水道管はもうすぐ設置されると言ってきたようだ。
妻の態度からも、イライラしているのがわかるくらい、あほらしいことを言ってくる水道局の人間・・・
妻が、「もうすぐ水道管を設置してくれるのはわかったが、それはいつだと聞いてるんだ」と返している。
水道管が設置されるのがいつになるのかわからない水道局の人間。もちろん答えられず。もうすぐとしか言えない。
そして、水道局が設置する水道管は、メイン通りだけだという。
メイン通りから少し入ったところにある家は、通りから実費で家まで水道を通せとのこと。
そんな費用をこっちにさせるくらいであれば、水道など必要でない。
地下から水を吸い上げて利用している生活でも、何の支障もなく毎日水が利用できている。
フィリピン第2版 フィリピノ語〈タガログ語〉 (ここ以外のどこかへ! 旅の指さし会話帳) [ 白野慎也 ]
その後、水道管の工事は・・・
あれから約10年の歳月が流れた・・・
水道管はというと、まだ敷かれていない。
「もうすぐ水道官は設置される」と言っていた水道局に人間の言葉はなんだったのか・・・
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