ロックダウンが長引き、すでに6カ月も鎖国をしているフィリピン。
いい加減、開国してくれとお願いしたいが、色々と事情があるのだろう・・・。
さて、このロックダウンでは、21歳以上、60歳以下の人のみ外出できる。
それ以外は外出が禁止となっています。
しかし、街中を見れば、もう子供は道路を駆けずり回り、老人は散歩をしているではないか。
6ヵ月も、人を家に閉じ込めることなど、できるわけがない。
外で遊ぶ、子供たち。
マニラでもセブでもそうだが、もう子供を家に閉じ込めるのは不可能というのがわかる。
フィリピン人の家は、4畳半に10人近く寝ているような家が多い。フィリピン人の家の中では常に3蜜状態なのだ。
そして、そういう家にはエアコンなどというものはない。
日中、家の中にいたら、暑くて仕方がない。そうなると、自然と外に出るようになる。

人数が多くて自分の寝る場所を確保できず、朝まで外で時間を潰し、朝から寝るという子供もいる。
そんな事情をフィリピン政府は理解していないようだ。
政府高官は、フィリピン人は皆、自分と同じくらいの広さの家に住んでいるとでも思っているのかもしれない。
高齢者たち
もちろん、高齢者たちもずっと家の中にいることなどできないだろう。
マニラのショッピングモールでは、高齢のフィリピン人を見かけることがある。やはり、外出はしているようだ。
金持ちの家のように、非常に広いスペースがあるのであれば別だが、一般のフィリピン人の家は非常に狭い。高齢者が家の中にずっといれば、暑さと退屈さで、頭がおかしくなってしまうのではないだろう。
高齢者は、若者たちのようにフェイスブックやツイッターといったものはやらないだろう。
おわりに
ころロックダウンの犠牲者は、労働者が一番かもしれない。しかし、子供や高齢者も自由を奪われ、子供は教育を受ける貴重な若い時の時間を失った。
ロックダウンをしたはいいが、感染者は増加していき、ロックダウンの意味をなしていない。
学校もオンラインでの授業だけが許されており、通常のクラスの授業は行われていない。
国の将来に影響をする若い人たちへの教育をストップさせた代償は、後から来るかもしれない。
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