現在、日本からフィリピンの入国は非常に厳しい制限がさせており、結婚ビザなどの永住ビザを持っている人しか入国ができない。
フィリピンから日本へは、日本人であれば帰国は可能となっている。
マニラから日本へ帰国した方からの情報をもとに、現在はどうなっているのかを紹介しよう。
今回のケースは、マニラから関空への帰国はどうなているかというものだ。
日本人が帰国には、パスポートと航空券があれば大丈夫だ。PCR検査の陰性証明書は必要ない。
マニラでの空港
空港へ向かう道中、もう検問等はない。スムーズに空港まで行くことができる。
関空へはフィリピン航空412便にて向かう。このフライトはターミナル1からの出発となっていた。ターミナル2ではない。どのフライトが、どのターミナルから出発となっているのかは確認をしたほうがよさそうだ。
チェックインカウンターの前で、検温が行われている。
そして、チェックイン時にPASSENGER HEALTH LOCATOR FORMと呼ばれるものの記入を求められる。
下記の画像がPASSENGER HEALTH LOCATOR FORMだ。

出国までは通常の流れとなる。特にこれと言って変わったところはない。
日本人の場合は、ビザや陰性証明書などのチェックも必要がないので、スムーズに出国審査まで行くことができる。
日本以外の国籍を持つ者は、72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果が必要となる。72時間以内に陰性結果を貰うというのは、かなり至難の業。PCR検査結果を出しているところに、早く結果をくれと連絡を入れなければならないかもしれない。

出国審査後の空港内は、DUTY FREE SHOPは全て閉まっている。ラウンジも閉まっており、コーヒーショップ、小さなお土産店、両替のみ営業中となっている。
搭乗ゲート入り口にて、書類関係の再チェックが行われているが、日本人はパスポートと航空券の提示のみとなっている。

機内へ
機内にてマスクおよびフェイスシールドの常時着用の案内ある。そして、クルーたちは、完全な防護服を着ている。

この日の搭乗率3割程度で日本人は数名のみ。他にOFWと思われるフィリピン人がいた。
基本的に中央席を空けてシートアサインがされる。

機内食は通常通り提供される。そして、機内で配られる入国関連書類(3種類)
- 質問票
- 健康カード
- 税関カード
【質問カード】

【健康カード】

【税関カード】

日本国以外の者は、上記に加え入国カードに記入の必要があります。
日本到着
日本到着後、検疫官が機内に入り、入国の流れについて口頭説明(10分程度)がされ、以下の書類が渡される。(日本語および英語にて)
【表面】

【裏面】

現在PCR検査ではなく、唾液採取のみの検査のが行われている。(他の国際空港も同様)
到着後、入国までの流れは上記(表面)の検疫手順通りとなる。(AからD)
A 書類確認後に日付とコントロール番号が付いたバーコードステッカーと唾液採取用の容器を渡される。

唾液採取、そして、結果を待つ。ゲート内に設けられた待合スペースにて待機をする。ドリンクとスナックの自販機がある。喫煙所はなかった。

検査結果は、約1時間30分ほどで出る。
結果が出た旨口頭で案内される。Dの結果通知ブースにて結果が案内される。(陰性) 健康カードに陰性のスタンプが押される。陰性を証明するものはこれだけだ。検査結果書類は一切ない。

その後は入国審査、そして、預け荷物受け取り、税関を通り出口へ向かう。
空港内で公共交通機関利用を控えるよう案内があるだけで、入国後は全く自由です。電車も普通に乗ることができる。これはいいのか悪いのかはよくわからない。
日本滞在中、保健所から定期的に健康状態の確認電話(フィリピンの携帯番号も可)がある。日本国内の携帯番号がある方のみLINEサービスが利用が可能となっている。(海外携帯は不可。)

おわりに
まだまだ規制が厳しいフィリピンから日本への移動。
日本からフィリピンに通常通りに行けるようになるのは、そう遠くはないのではないかと思う。とはいえ、今年ではなく、来年上期にに日本からフィリピンの行き来は出来るようになるだろう。
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