車をフェリーで運ぶには、色々なプロセスを踏まなければならない。これが非常に面倒くさい。
予約、支払いが終了したら、車をフェリーに乗せるために、色々なところに行かなければならない。
フィリピンらしいこの無駄なプロセス。だが、これをクリアしなければ車をフェリーに乗せることができないのだ。
4つのプロセスを攻略しなければならない

プロセス① 測定
白いコンテナに行くのだが、これは2GOオフィスの建物から約30メートルくらい離れたところにある。

ここで、キャッシャーからもらった書類を見せる。そうすると、何かを記入した用紙をくれる。それをもって、PIER16に行けと言われる。
PIER 16??
このPIER 16というのは、土地勘がないと全くわからない。
プロセス② PIER 16へスタンプを貰いに行く
2GOのオフィスがあるところがPIER2だ。セキュリティガードに聞くと、PIER2から左側にずっと行き、信号を一つ越えた先の左側だという。
よくわからないが、とりあえず行ってみる。PIER 16の場所が下記の地図のところだ。


どうやら、歩道橋が目印のようだ。歩道橋を超えたら行きすぎということだ。しかし、車で行く場合はどこかでUターンをしなければならない。
PIER 16には、しっかりした駐車場がある。入り口にはGATE 3と大きく赤字で書かれている。

PIER 16というものだから、港のコンテナでも積み上げられている景色をイメージしていたが、しっかりとしたオフィスのあるところだった。
私はこれが全くわからなくて、色々な窓口で聞いた。かなりたらいまわしにされ、こんなところで1時間近く時間を費やした。2GOの窓口に行ったが、ウィンドウ15に行けとか言われていったら、ウィンドウ15の担当はここじゃないという。もうめちゃくちゃだった。
結局、ウィンドウ29,30のところに行かなければならないというのがわかった。ここで書類にスタンプを貰った。

プロセス ③ PPAのスタンプを貰う
PPAは、Philippine Port Authorityの略である。日本語だとフィリピン港湾局とでもいうのだろうか。
ウィンドウ29,30からすぐ近くの窓口だ。これはすぐわかる。

PIER 16の下記の建物に、ウィンドウ29,30、そして、PPAの窓口がある。

PIER 16でスタンプをもらったら、再びPIER 2に戻らなければならない。
プロセス ④ ゲートパス取得
なんだかよくわからないが、ゲートパスというのを取得しなければならない。
PIER 16からPIER 2に戻り、2GOオフィスのところまで来たが、どこでゲートパスを取得するのかがわからない。
再び2GOオフィスビルディングのセキュリティガードに聞いた。
すると、オフィスの通りを挟んだ反対側だという。
それが下記の画像のところだ。

ここで、ゲートパスとやらをもらう。小さい紙切れ一枚だ。
それをもって、再び白いコンテナに行き、そのゲートパスを渡す。

プロセス⑤ 車を預ける
ゲートパスを渡すと、車を持ってきてほしいと言われる。
そして、指定された場所に駐車をする。

駐車をしたら、係員が車の傷などをチェックする。そして、係員に鍵を預ける。
これで、すべての手続きが終了となる。
終わりに
車の中には荷物を置くことは許されない。盗まれることが多いのだという。
盗まれることが多いから荷物は置くなとフェリー会社は言うが、鍵を預かっている立場であるフェリー会社の中に犯人がいるに決まっているではないか。
フェリー会社が何とかする問題だと思うのだが。
もし、車の持ち主が一緒に同じフェリーに乗る場合は、別途フェリーチケット代がかかる。
セブからマニラへの移動の際は、ドライバー1名分が料金に組み込まれており、車両内にも荷物を積むことが許されたが、マニラからセブへの移動の場合は、ドライバー1名分は料金に含まれず、別途フェリーチケットを購入しなければならない。また、荷物は車両内に乗せることができない。
そして、マニラからセブへの輸送は、手続きが非常に面倒くさい。
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