フィリピン人を見ていて思ったのだが、物の使い方を間違えているような気がする。
そして、私のフィリピン人妻の行動を見ていて、これはどうなのかと思ったことがある。
包丁の刃がガタガタに

包丁は、少し値段が高くてよさそうなものを買うことにしていた。以前は安物の包丁ばかり買って、肉やら野菜やらを切ることが大変だったからだ。
ふと、料理をしている妻を見ていたら、驚くことを行っていた。包丁を使って缶を開けていたのだ。包丁の先を缶に突き刺し、グイグイと間を開けていく。なんてことを・・・包丁の刃が欠けてしまうではないか。
セブに移住する前、下見として1ヵ月ほどセブに滞在をしたのだが、日本のようなタイプの缶切りがなかったので、缶切りは日本から持ってきていた。
日本から持ってきた缶切りがあるのにも関わらず、包丁で缶を開けるとはどういうことだと妻に言うと、長年包丁で缶を開けてたようで、包丁などで缶を開けるのが当たり前になっていたというのだ。
再度、缶切りの使い方に関して教えて、それ以来、妻が包丁で缶は開けているところを見ていない。
子供ができて、妻は子供の世話で忙しくなると、ヘルパーさんを一人雇った。
料理をしているヘルパーさんを見ていたら、またや驚くことを行っていた。また包丁を使って缶をかけられている。
フィリピン人は、包丁の刃が欠けても気にしないらしい。最終的に切りたいものが切れればいいのだろう。日本の包丁のような切りやすさなどは重要視していないのだと思う。
フィリピン人に料理をしてもらうとき、日本から包丁を持ってきていたら使わせないほうが良いだろう。間違いなく缶に突き刺す。
壁に釘を打つ
フィリピンの家などを建てるときに使われるブロック。これがやたらともろい。ボロボロとすくに欠けてしまうのだ。
これを使って家やビルディングを作っているのだから、大地震が来たら建物ごと崩れてしまうのではないかと思う。
ある日、ドンドンドンと壁を叩くような振動が家中に響き渡った。何をやっているのか見に行ってみたところ、妻が壁に釘を打ち込んでいたのだ。
何をしているんだと、止めに入ったところ。鏡を壁に吊るすのに、引っ掛ける釘を打っていたのだそうだ。この時、あの建設で使われる、すぐボロボロと崩れるブロックが頭に浮かんだ。
壁に釘なんか打ち込んだら、壁の内部にひびが入り、ブロックがさらに弱くなってしまう。
そう妻に説明をしたのだが、大丈夫の一点張りで、釘を壁に打ち続け。鏡を壁に吊るすことに成功。そして、ほら、「大丈夫でしょ」と自信のある顔で私に言ってきた。
私は、再度、壁に釘を打つとブロック内部がひび割れし、それによってブロックがもろくなると言いたかったのだが、もう説明することはしなかった。多分説明してもわからないだろうと思ったからだ。
壁に打ち付ける釘は売っているのだが、このボロボロのブロックに打ち付けるのは、危ない気がする。
教える人がいないのか
フィリピンにて生活していると、色々と面白い発見がある。今回紹介した事例のほかにもまだまだたくさん似たようなことはあるはずだ。
フィリピン人は知らないでやっているだけ、教える人がいれば、色々と改善するかと思うのだが・・・
恐らく誰も教えていなかったのではなく、教えていたが、言うことを聞かなかったりと教える気が失せるようなことをフィリピン人はしてきたのではないだろうか。フィリピン人たちを観てて、そんな気がした。
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